中小企業診断士によるNPO法人の診断・助言プログラムの実現を目指してキックオフミーティングを開催します。
経営コンサルタントの国家資格である「中小企業診断士」。その資格を維持するためには、5年間で一定以上の、中小企業への実務従事を行うことが必要です。2019年7月31日に中小企業庁から、NPO法人を実務従事対象に拡大する旨が発表されました。
中小企業診断士にとって、NPO法人の支援という、新たな活躍の場が生まれるとともに、NPO法人にとっても、経営に関する専門性を持った支援人材という、双方にとって可能性の広がりを見せています。
このイベントは、中小企業診断士によるNPO法人の診断・助言プログラムの実現に向けた第一歩として、これまであまり接点のなかった中小企業診断士とNPOが相互理解を深めるために開催します。
自らのスキルを活かしたい!という中小企業診断士の皆さま
自らのミッションの支援の輪を広げたい!というNPOの皆さま
ぜひ、ご参加ください!!!
日時:11月14日(土)10:00~12:00(9:45からアクセスできます)
場所:オンライン(Zoom)
※前日までに、申込者にメールで配信URLをお知らせします。
対象者:中小企業診断士、NPO法人スタッフ、NPO支援者
定員:60名
参加費:無料
申込方法:Webフォームからお申し込みください。
http://bit.do/fKmMr
締め切り11月12日(木)
【プログラム】
第1部 話題提供(10:00~10:55)
そもそも「中小企業診断士ってなに?NPOってなに?」という基本について学び、これまであまり接点のなかった両者が、お互いに「何をしているのか」を知り、理解を進めます。
「中小企業診断士ってなに?」
講師 中小企業診断士 加藤 智康
(愛知県中小企業診断士協会あいち企業内診断士の会 会長)
「NPO法人ってなに?」
制度編講師 NPO法人ボランタリーネイバーズ 渡邉弥里
会計編講師 NPO法人ボランタリーネイバーズ/NPO法人会計基準協議会専門委員 中尾さゆり
第2部 事例紹介(10:55~12:00)
ゲスト団体から、どんな活動をしているのか。これからどんなことに取り組みたいか。をお伺いしながら、中小企業診断士の専門性をNPO支援にどう活かせるかを考えます。
【ゲスト団体紹介】
◆NPO法人 わっぱの会
わっぱの会は、障害を持つ人もそうでない人もみんなが、共に働き、共に生活する場をつくり、共に生きる社会を実現するためにさまざまな事業・活動に取り組んでいます。
「わっぱん」は、1984年にスタートし、国産小麦・無添加のパンやクッキーなどのお菓子の製造・販売をしています。名古屋市北区の工場では、障がいのある人とない人が共に働き、手作りで安心して食べられるパンやお菓子を作っています。製造したパンやお菓子は、主に生協や安全食品業者に卸売しており、その他、直営店経営や宅配、駅前や公共施設近くで販売しています。また、イベント会場に出店しての販売もしていました。新型コロナウイルの影響で多くのイベントが中止になり、重要な販売ルートのひとつが途絶える中で、来年3月には、大曽根商店街に、わっぱの会の知多農場で無農薬栽培し、自家製粉した愛知産小麦「ゆめあかり」の食パンなどの専門販売店を開設するなど、新たな事業に取り組んでいます。
◆NPO法人 アダージョちくさ
アダージョちくさは、1986年より障害者の親御さん達が名古屋市千種区に自分たちで作り上げた作業所を前身とした、業界の中では歴史のある事業所です。2007年には精神障害者小規模作業所から作業所型地域活動支援センターへ移行、2008年にNPO法人化、2012年に就労継続支援B型事業所へ移行と、時代や施策に合わせて組織や活動を発展させてきました。同事業所では2013年から「地域のお困りごとお助け事業」という便利屋事業を展開しているほか、2020年9月には新規事業としてチャリティーショップをオープンしました。前年度に理事長の世代交代を行い、今後も組織・事業を継続し、障害者の活躍の場を提供していけるよう組織基盤強化に着手しました。
主催:NPO法人 ボランタリーネイバーズ
共催:名古屋市市民活動推進センター
公益社団法人 愛知県中小企業診断士協会